旧ルート編その1・地蔵山反射板

国鉄のSHF回線の中には回線品質がデータ通信を実施するには問題があったり、フェージングの多発といった理由でルート改良が行われました。本来ならば廃止されてからすぐに撤去されるものが大人の事情によりそのまま現在まで残っているものがあります。ここからは偶然見つけて現地へ訪れた反射板を掲載します。少しだけお付き合いをお願いします。

Googleマップを見ていたら偶然見つけたものです。
昭和39年9月に開通した大阪－米子のうち、大阪－福知山の反射板。昭和48年12月のルート改良によって廃止となりました。

京都市右京区の宕影主張所から山登りに挑みます。

反射板が見えてきました。
 

1時間15分ほどで目的地に到着です。
 

用地杭を見つけました。間違いなく地蔵山反射板です。
 

下回りです。反射板を3つの基礎で支持する方式です。
 
 

後ろには点検の際に使う道具を収容していたと思われる箱がありました。
 

周囲の木が少ないおかげで全体を収めることができました。
 
 
撮影：2013年4月