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Mr.Jのブログ
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2013/08/18 (Sun) 01:19
概要
閉そく装置 特殊自動閉そく(軌道回路検知式)
連動装置 一種継電ARC付加(宮古、久慈)
  二種継電ARC付加(一ノ渡、田老、小本、田野畑、普代、野田玉川、陸中野田)
CTC装置 6形(2012年3月31日~)、4C-2形(~2012年3月30日)

20091118-01.jpg
注意!:ここから先は専門用語が連発します(もう出てるけどw)

20091118-02.jpg 20091118-03.jpg 20091118-04.jpg
20091118-05.jpg 20091118-07.jpg  
左側を起点方としています。上部には電源関係の表示灯・乗務員呼出てこ・線閉てこが、下部には線形図・信号てこ・軌道表示灯・信号表示灯が配置されています。
乗務員呼出てこはCTCセンターから乗務員に連絡する際に使用されます。扱うと信号機柱に取り付けられている回転灯が作動して、それを見た乗務員が近くにある電話機でCTCセンターと連絡を取り合う仕組みになっています。
20091118-14.JPG 少々わかりにくいですが、信号機のすぐ下に回転灯があります。右の黒い箱に電話機が入っていると思われます。
今は列車無線があるので使う機会はあまり無いようです。

線閉てこは保守作業や保守用車を走行させるときに使います。扱うと信号現示を赤に固定します。
現場から上げる故障情報は交流停電・直流電源電圧低下(推定)・CTC駅装置故障で、CTC装置の表示情報を使用してCTCセンターに上げています。信号電球の断芯などの設備故障情報は上げていません。

宮古と久慈だけ余計にボタンが多いですが、電気転てつ機が設置されている関係で非常用電源に発動発電機が設置されているためです(その他の連動駅は発条転てつ機のみのため蓄電池のみ)。普段は電力会社からの商用電源を使用していますが停電した時は自動的に発動発電機が起動し運行に支障が出ないようになっています。
発動発電機は停電時に自動的に起動するほか、駅やCTCセンターからでも起動・停止・負荷の切替を行うことができます。三陸鉄道では定期的に起動試験を行っているようです(発動発電機が設置されているところは大抵起動試験やってると思うけど)。
CTC装置は2重系構成になっており中央装置・駅装置共に使用系が故障しても自動的に切り替わるようになっています。左下の一番右にある制御盤でCTCセンターから一斉に使用系を切り替えることも出来ます。ちなみに現場でも系切替できます。三陸鉄道では毎月使用系を切り替えているようです(CTCがあるところでは大抵やってると思うけど)。

久慈を除く全駅に「解放」という文字が入った表示灯がありますが、これは信号制御をCTCセンターから駅に切り替えた時に点灯します。久慈だけは現場の制御盤にしかないはずの単独てことかがあるのでCTCセンターと久慈駅扱い所をかねているものと思われます。
信号制御は通常ARCによる自動進路制御となっており指令の負担を軽減しています。但し宮古、久慈の出発信号機、JR線に入る場内信号機はARCの対象外となっており指令員が進路を引いてやる必要があります。写真を見たら分かると思いますが進路の引き忘れ防止でタイマーが置いてあります。
20091118-09.jpg 差し支えない駅を選んでCTC扱いで進路を設定してもらいまいした。
信号てこは表示灯と一体型となっています。
 
20091118-10.jpg 列車番号表示装置が無いためマグネットに列車番号を印刷したテプラを貼り付けて装置の代わりとしています。ちなみにCTCセンターは常時一人で運転状況を見ながら食事を済ますそうです。さらに終電後から始発前の休憩を挟んで24時間の勤務だとか。(保守作業は基本的に現場完結で行うため深夜の休憩は大抵あるそうです)
20091118-06.jpg 連動図表。線形図や信号機、転てつ器、軌道回路などの番号、鎖錠や連鎖の関係が表示されています。
20091118-12.jpg 列車無線操作卓。指令から乗務員を呼び出す時は在線位置に応じて任意の送受信所のボタンを押して交信する仕組みになっています。逆の場合は電波を受信した局のボタンが点灯する仕組みになっている、はずです。長大トンネルには送受信所が2箇所あったりします。
20101110-14.jpg
粋な計らいで写真を撮って頂きました。このような写真はなかなか撮れるものではなかろうかと。

駅長さんの話では25年以上にわたり使用してきたCTC装置も平成25年度から老取工事を行うそうで、制御盤も今流行の液晶モニターに線形表示、マウス・キーボードで信号制御にするとのことです。詳細な仕様は検討中。製造終了している設備の保守には苦労します。
自分「接続試験なら出ますよ」と冗談
連動装置はどうするのかな?

2011年11月15日更新
えらいことになってしまいました。でも必ず全線復旧します。
東日本大震災の津波で陸中野田-宮古のあちこちでケーブルが流出・切断されて今でも影響が出ています。高架ごと無くなっている写真を見るとそうなっていても不思議ではありません。乗客、社員の方々が無事だったのが幸いです。しかし、家族を亡くしたり家を失った方もおられます。哀悼の意を表します。

20111115-01.jpg 20111115-02.jpg
陸中野田以外の駅装置の表示アンサーが受信できないため「故障」ランプが点いています。
2011年11月現在の運転区間は久慈-陸中野田・宮古-小本で、前者は被害が軽微だったため速度を落として運転している以外はほぼ通常の取り扱いのようです。ただし陸中野田は上り本線に久慈方の出発信号機が無いため到着後、下り本線に転線するための入換作業を行います。

20111115-03.jpg 一方、宮古-小本は同区間を一閉そく、関係転てつ器を鎖錠金具で開通方向を固定した上で指導通信式により運行しています。各駅に要員配置すれば良いのですが、それではとても回らないので前述のような方法をとっているとのことです。

20111116-01.jpg 風速監視装置。記録紙には「H23.3.11 大地震」と書いてあります。3台とも津波で停まったのでしょうか?

20111116-02.jpg 雨量監視装置。陸中野田のみ使用していて、他の3台は現場装置との通信が出来ないため電源を切っています。

特別に機器室に入れていただきました。もはやCTCセンター見学とはかけ離れてるな。パンピー(いつの時代の言葉だ)はまず入れません。すんげー太っ腹
20120223-01.jpg CTCの中央装置。中央から下にかけてズラズラ並んでいるのは表示登録リレーでこのリレーを介して制御盤の表示灯を点けたり消したりしています。8駅分の表示が集まっているだけあって凄い数・・・
タイプは4C-2形といって4形ファミリーの一つです。4形は昭和40年代に初号機が水戸線に導入されて以来あちこちで採用、かつては歴代CTC装置の中でも多く出回ったものだったりします。
国鉄時代に導入されたものは取替時期を迎えているため各地で6形への更新が盛んなようです。(4M形って今でも作ってんのかな?) 4C-2よりも古い4Bが現役の路線もあります。
この路線のCTC装置も平成24年4月1日の部分復旧に合わせて6形に更新するとのことで、他会社に納入するものを急遽三鉄に回してもらうそうです。中の人は「6形の勉強しないとな~」て言ってたw
普通なら2~3年はかかる工事を半年無い期間で仕上げる予定だから凄い。ついでに行うスリム化工事もなし、制御も表示もそのまま、制御盤もそのまま、現用への戻しも殆ど無しで済むから可能なんだろうなあ。(間違ってたらゴメンネ)

2013年8月18日更新
なんということでしょう。匠(ry

もはや主流となったパソコン制御盤に更新されました。(久慈駅を除く)やっぱりすげーコンパクト。
2012年3月31日から使用開始になったようです。
機器構成は京三サーキュラーに掲載されています。
http://www.kyosan.co.jp/product/product08-36.html
半年というこの手の工事としてはかなり短期間のためか(あくまでも災害復旧という理由もある)、ARCがそのまま残ったのでPRCやダイヤ管理装置といった類のものは一切無し、シンプルな構成となっています。
現場装置はCTC駅装置の更新と当面の折り返し駅となる田野畑に出発信号機が新設された以外は変更無し。田野畑の件も当初は実施しないという話があったようです。

てこ扱いも以前の制御盤と異なりマウスを動かしてクリックするだけとなりました。説明されていた担当の方も「ようやく操作に慣れた」とのこと。


久慈駅はJR東日本との協定が絡んでいるためか昔からあるタイプの制御盤を使用しています。旧のCTC制御盤と一体化していたため新しく作りました。
在線情報・信号表示はCTC制御盤でも確認出来るようになっています。通常ならば駅装置を介すところですが中央装置と直結しているようです。どうなってるのか、わたし、気になります!


新たに列番表示機能が付きました。臨時列車はこの画面で登録して割り付けてやる必要があります。

信号監視盤です。CTC装置などの状態確認が出来るほか、記録もしているので障害発生時にかなり役に立ちます。

新しい制御盤が久慈に搬入されたのは2012年3月20日、搬入からわずか10日で使用開始はかなり異例です。
普通ならば各駅の接続試験、それが終われば実車走らせてコントロールラン、そこから暫くモニターランしてようやく使用開始といったところです。結構時間がかかります。
ただでさえ忙しいのに昼は切替の準備に不具合箇所の改修、さらに運輸局検査もあるだろうからそれの準備、夜は接続試験・コントロールラン。関係者一同、寝る時間も無かったはずです。頭が下がる思いです。
あの大津波で何もかもが狂わされてしまいました。あれさえ無ければ別の形で設備更新ができただろうに・・・ 「4進路程度なら継電連動がいいですな」「違えねぇ」と話していただけに複雑・・・

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